日本人なら知っておきたい〝台湾少年工”の存在

sasint / Pixabay

約3年前、私はある集まりに参加しました。

それは台湾少年工だった人の集まりでした。戦後70年を経た少年工はすでに80歳を超えたおじいちゃんで、このような集まりができるのもこれが最後だと言われた大会でした。声をかけてくれた人は江の島の児玉神社で仕事をしている方です。児玉神社も台湾と縁とゆかりがある神社であるため、何か感じるものがあるようでした。

この大会の模様は当日夜のNHKニュースでも放送されました。挨拶に元首相の言葉が読まれ、国会議員が国会から飛んでやって来て挨拶を述べ、私は台湾少年工が日本にとってどんなに大切な人材であったかを初めて知りました。

参加者に一冊の本がプレゼントされました。

 台湾少年工 石川公宏著 並木書房 2013/5/8

二つの祖国を生きた台湾少年工

 

私はこの少年工の存在をこの本で知りました。知っておかなければならない歴史をまた何も知りませんでした。歴史の無知については台湾の大学でも痛感させられ、知識がない恥ずかしさとは別の恥ずかしさ、その他いろいろな感情がこみ上げてきます。

戦時中、どういういきさつで日本に来たのか、そして何をしていたのか。少年工の聡明さによって日本は助けられ、少年工がいてこその日本でした。

おじいちゃんとなった少年工は戦後、国語が日本語から北京語に変わり、それから北京語を学んだせいか国語(北京語)は苦手みたいです。話しかけると「日本語で話してください」とおっしゃいます。そのため、通訳者は日本語を台湾語に通訳していました。

しかし、おじいちゃんとなっても元少年工の日本語力は見事でした。基礎がしっかりしているので、やはり何かが違う美しい日本語でした。この美しい日本語はどのようにしたら話せるようになるのか、どのように教育されたのか、今も大変興味があります。

この本を読むと別の角度から戦争を見ることができ、台湾少年工の優秀さに驚かされることでしょう。

中国語を勉強されている方にはぜひ読んでいただきたい一冊です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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