中国語は興味があって学んだのでありません。でももう学び始めて何十年となります。
最初に中国語に魅了されたのは台湾で放送されていた恋愛ドラマ、六個夢シリーズのドラマでした。テレビドラマで観た中国の自然の美しさに魅かれ、そこから夢中になりました。
● 詳しくは下記の記事をお読みください。
中国語と中国語が好きになったきっかけ・・・六個夢シリーズドラマ
それから、中国語を続けられた理由の一つに海外出張に魅力を感じていたからでした。この不純な動機はとても大きかったです!
「どうして中国語を勉強したの?」という問いに多くの人は「日中の架け橋になりたいから」と言いますが、私はその言葉を聞くたびに冷や汗をかきました。
皆の前では言えないけれど、仕事で海外出張をしたい=海外旅行、そしておいしいものを食べたい、飛行場で有名人にあったらサインをもらいたい、普段入れない所に入りたい等々、皆と全く違う理由でした。
時代も今とは違い、女性としては当時恵まれていたかもしれません。仕事で中国に行くことができましたし、当時は今とは異なり、日本の食べ物が現地で入手しにくいので、現地駐在員のためにトランクに食糧を詰め込み運びます。重量があるので中国出張者はビジネスクラスに乗ることができ、エコノミークラスでも乗客が少ないとビジネスクラスに乗れるという嬉しいこともありました。
時代は変わり、インフラはよくなり、だんだんと日帰りに近い出張になっていきました。
たとえば、
技能実習生の選抜試験は3日間の出張です。土曜日の昼過ぎの便で成田から上海へ行きます。到着後、3時間ほど車で移動。21時ごろ現地に着き食事。翌朝7時過ぎにホテルを出て試験会場に行きます。午前は実技試験、午後は面接試験。夕方出発。20時過ぎに上海へ着き食事。翌朝6時にはホテルを出る。そして16時過ぎに会社に着く。そこから仕事を始めます。
出張後、「中国って〇〇なの?」って聞かれるのですが、「分かりません」としか答えようがないことが多かったです。
「見れば分かるでしょう?」と言われますが、夕方着いて暗くなり、田舎に向かう真っ暗の周りには何もない一本道の高速道路を走っても中国の状況は分かりません。唯一帰りに上海に着いてから、食事をするために移動したわずかな時間で知るだけです。
今、おそらく出張者は更にハードな日程を、場合によっては日帰り出張もしていると思います。
仕事で中国へ行っておいしものを食べたいという不純な動機、美しい中国語の発音、美しい自然が中国語の勉強を続けるきっかけとなりました。不純な動機も役立つものです。勉強するのなら、楽しみもぜひ加えて続けることです。(笑)
※ 今だから言えることですが、海外はプライベートで行くのが一番です!