語学を使う仕事&2度目の働き方改革

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約1年ぶりに何かとお世話になっている先生にお会いしました。ガイド試験対策でお世話になってからですので、もう8年近くのお付き合いになります。仕事や進路のことで人生の岐路に立たされているとき、語学を使う仕事をしている先輩としてのアドバイスをいつもいただいています。

この2~3年間、私は何かと欲張りすぎて、休みの日はダウンして全てが手付かず状態でした。相乗効果を狙ったものの、勉強していなかったツケは今回見事我が身に降りかかりました。しかし、私にとって大切なことは今回起こったことをどう生かすかでした。

友人からもアドバイスをいただき、答えはほぼ出ていましたが、通訳・翻訳で活躍されている先生の考えをお聞きしたくて時間を取っていただきました。

先生曰く、「語学を使う仕事は(他の人より)長く仕事ができるのよ。」と。「今は(体が)動くのだから、(現場で)働いた方がいい。現場を知った方がいい。」「教えることは70過ぎてからでも大丈夫」などなど。

私が教えることに興味を持ったのも先生の「古今東西、教える仕事、『先生』という職業はなくなっていないのよ」という言葉からです。

私自身、今の生活では種まきしていることがすべて中途半端になってしまい、何とかしなくてはいけないことはわかっていました。そんなときの今回のツケの結果は良い転換期となりました。自分の棚卸しをして、今まで見えなかったことも見えたとき、仕事は一つに集中することにしました。不思議なのですが、片方の仕事を休み、もう片方に集中できることによって、もう片方の知識も無駄なく更に深められることに気づきました。語学は使えるときにいつでも使えるように準備はしつつも、今は目の前のことに集中しようと思います。

時代は変わりますし、求められることも日々変わってきます。私は身に降りかかったことをプラスの転換期に変えることができました。おかげさまで今手放すことが、最終的には将来今よりも価値あるものとして生かせると思います。最終ゴール地点は変わらず、その通り道を変えるだけですが、ゴール地点で得るものは予想以上になると確信しています。

今までの私個人の経験から、何事も自分の身に降りかかることは必ずプラスになるためのものです。たとえ一見悲惨なことでもです。今回もどうしたらプラスの転じられるか、取りこぼしのないよう、他の方の考えを伺い、咀嚼して取り入れ、結果的には思いもよらない良い転換期になりました。あとは行動に移し結果を出すのみです。