清朝最後の皇帝溥儀をたどると、教科書には載っていない日中関係を知ることができる

清朝最後の皇帝溥儀については書籍「我が半生(上・下)」を読んだり、映画を観たりしている方も多いと思います。

私は長春の偽故宮に行ってから、溥儀(ふぎ)や溥儀に関わった人たちに興味を持つようになりました。当時の日本とも深い関わりがあるので、おもしろいですよ。

例えば、実弟の溥傑(ふけつ)は侯爵家の嵯峨浩さんと結婚しました。(政略結婚ではありますが、二人は相思相愛でした) 浩さんは二人の娘を授かりましたが、長女は天城山心中事件で亡くなり、次女は今日本で生活しています。浩さんは「流転の王妃」を書き、「流転の子」には次女を中心に書かれています。。

また浩さんの実家、浜口邸は現在タイの大使館として使われています。

溥儀や浩さんは映画化されています。(竹野内豊、常盤貴子出演)   

 

最後の皇帝溥儀には5人の妻がいました。日本人(関東軍)によって命を落とした夫人もいます。溥儀をたどるだけでも、日本との歴史が興味深くなります。