眼底・視野検査

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年に一度緑内障(眼底、視野)の検査をしています。

40歳を過ぎたら、緑内障検査」をという冊子を見たことがきっかけでもありますが、これは本当に大切な検査だと思います。加齢だけが原因だと思っていたら、まさか強度近視の人がなりやすいなんて・・・、検査を受けるまで本当に知りませんでした。

10代の頃、歳を取ったら、近視は治るという言葉を聞いて信じていた私。確かに使えなくなった近視のメガネは今役立ってはいますが、近視が治ることはありません!素人のたまたまの臨床結果?は怖いですネ。(笑)

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器械も精密で細かいデーターが出るので、医療の進歩には毎回驚かされます。そしてそのデータはとても分かりやすいので、自分で現状を把握できます。今回は3年前からの結果と比較して進行状況(視神経が厚さ)を比較、ほぼ維持できているので、先生から「2年に1度の検査でいいですよ」という言葉をいただきホッとしました。

白内障も去年から出始めています。進行はしておらず、5段階で1に満たないとの事。加齢はある程度仕方ありませんが、注意事項として「紫外線」から目を守るように、眼鏡も紫外線カットを、外に出るときは帽子、サングラス等を使用した方がよいとの事でした。

検査は通院、待ち時間を入れれば、半日はつぶれてしまいますが、自分の現状を知ることができますし、問題なければ毎年検査を受ける必要はありません。検査をせず、視野が狭いと検査を受けたら緑内障がひどくなっていて、それが失明につながってしまったら、これこそ取り返しがつきません。

以前、点字をちょっとやったことがあります。先生は40代になって突然失明をされた方でした。先生は失明してから点字を学び、また水泳をして体力をつけていました。一人で自宅と職場(目的地)の行き来をしていましたが、これは簡単なことではありません。常に命の危険が伴いますし、(チャージ、自動販売機など)お金を払うことも簡単ではありません。

点字を読み取ることは予想以上に難しいです。私は点字の凹凸を正確にとらえることはできないタイプです。幼い頃に学ばない限り、点字をマスターすることは容易ではありません。先生もある程度の年齢で点字を学ぶことは難しいとおっしゃっていました。

ホームヘルパーを勉強した時、授業で目をつぶり歩くことをしました。もちろん誘導してくれる人と一緒にです。5歩歩くことも本当に怖くて立ちすくんでしまいました。床が完全に平らでなければ、ビクッとします。事前にどこを歩くか目で見ていてもです。

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緑内障検査はもちろん冊子を目にしていたことがきっかけにもなりましたが、(受診は)医薬を学んでいたことが大変役立ちました。ある日突然、飛蚊症が起こり、その飛蚊症が何を意味するか知っていたからです。それまでは緑内障は眼圧が高い人がなるとばかり思っていましたが、実は強度近視の人は眼圧が正常でも視神経が薄くなるので緑内障になりやすいのです。

私は強度近視で視神経は薄くなっていますが、眼圧は正常で視野も今のところ問題はありません。ただこれ以上PCで視力が落ちると視神経がさらに加齢とともに薄くなることが分かっていましたので、PCと1日中にらめっこする仕事敢えて辞めたことはよかったと思います。

今日、たまたま39歳の男性が緑内障で手術をする話を聞きました。それも先月検査をしてです。緑内障は進行が遅いので普通はありえないことです。よほどひどい状況であることは間違いありません。しかも39歳という年齢にも驚きました。本人も相当ショックを受け、転職の話も出ているそうです。そうですよね、仕事によっては視野が欠けたら、致命傷になります。

今の世の中、食生活、自然環境の破壊で年齢に問わず、誰にもリスクはつきものです。検査をするのにも時間とお金がかかりますが、病気になったらそれ以上の通院費、治療費がかかります。しかも、治らないこともあります。そしたら、憂鬱な毎日を死ぬまで過ごさなければなりません。

自分のために検査を受ける必要はあります。定期的に通って何もなければ、先生の方から「2年に1度でいいですよ」とおっしゃいます。勉強のため、自分のために今年は初人間ドックを受けたいと思います。