外国人人材

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8日(日)のNHKの日曜討論に「外国人人材」とあったので、録画して見ました。この類は興味がありますので、ついつい見てしまいます。

これは難しい問題です。私が技能実習生関係の仕事をしていた時は彼女たちは日本に魅力を感じ、日本を選んで日本に来ていました。しかし20年前の当時でさえ、中国ではすでに日本には魅力を感じていなかったようです。このことについては中国で事業を起こした日本人から当時聞きました。会社は縫製工の人材を受け入れていましたが、当時でさえ、一般家庭の親は中国で働く収入と変わらないし、日本に出稼ぎに行かせたくないということで、外に出さないということでした。もちろん当時の中国国内の経済がすでに日本を超えていたかもしれませんが・・・。実際、当時研修生を見ていて、その点は感じていました。

以前から単純労働者を必要としている国は韓国、台湾、中国、そして今は送り出している国でさえ、単純労働者は今後は必要になると思います。今は単純労働者が国を選ぶ時代です。日本は以前ほど魅力がないのは事実です。

単純労働者を長期間受け入れれば、自然と日本に住むこととなると思います。その時の受け入れ体制ができているかということも今回挙げられていて、「語学力」についてまた別の視点から考えることができました。

ある程度の通訳・翻訳はAIが代わりに担ってくれると思いますが、本質的なことは人間でなくてはできないのではと思います。日本人でさえ、他の地域で生活をすれば、その土地土地の風習などがあり、とまどうことがありますし、長く生活してもなじめないことがたくさんありますから、外国人なら尚更ですし、言葉の壁もあります。

先は読めませんが、語学はやはり大切だと思います。言葉の置き換えではなく、相手の背景をすぐに読み取る能力や洞察力、理解力がさらに必要になるのではと思います。

個人的には中級レベルはほぼAIが担ってくれるのでは予測はしています。入り口部分やトップは人間でなければ、難しいのではないかと勝手に予測し、これからもその入り口の部分の基礎固めを今はきちんと徹底的にやっていきたいと思います。

また介護方面等、外国人人材を頼りにしている日本でありますが、中国、台湾、韓国、そして東南アジア諸国も少子高齢化社会です。日本に魅力を感じなければ、また自分たちの親の問題があれば、頼りにしている単純労働者がよほどの魅力がなければ海外へ働きに出るとは思えません。

自分、家族の健康や老後、親の健康・介護・経済はやはり現在向き合うべきことだと思いました。