登録販売者の仕事は世の中の動きがよく見える

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確か9月末ごろから、すでに風邪薬がたくさん並んでいます。

「買う人なんかいないよ~」と私は心の中で思っていましたが、とんでもない!「嘘でしょう!」というぐらいに売れています。常備薬で購入される方もいるかもしれませんが、「薬を買いすぎではありませんか」と内心いつも思っています(笑)。マスクも嘘みたいによく売れます・・・。

薬を選ぶ際にご相談に受けることがあります。質問力と知識・現場力の大切さを毎回感じます。薬を選ぶ前に「どうしてその症状が出るのか」という体のメカニズムを知らなければ対応はできません。体のメカニズムも医学、薬学方面から別々に学んだことが今とても生きています。まだまだ知識量は少ないですが、ポイントとなる体のメカニズムを理解できていれば、ほぼ対応できます。

この仕事の良い点は勉強したことがそのまま仕事に結び付き、しかもお客さんにより異なる方法でアウトプットできることが大変勉強になります。これは現場でしか得られない貴重な経験です。

サプリと市販薬の飲み合わせ、ある程度の医療用医薬品(処方薬)と市販薬の飲み合わせ等、まだまだ学ぶことはたくさんありますが、どれも生活に密着していて、しかも私自身が大変興味があることばかりです。興味=仕事につながっていることに大変感謝しています。

~身近で高齢化社会の怖さを感じる~

・シニア用のおむつ、舌でつぶせる食品の種類が増えてきています。20代の方がシニアのおむつを買いに来ることも珍しくなくなってきました。

・オーラルケアは本当に大切です。食べられないと食べる楽しみがなくなり、食も細くなり栄養不足になり病気になりやすくなります。さらに虫歯や歯周病はそうではない人より認知症1.9倍や心筋梗塞2.7倍という発症率になっています。

年齢に関係なく、誰もが必要なケアですね。