売れ行きから、社会の変化が読み取れる

silviarita / Pixabay

ヘルス(薬、サプリ、シニア用品)の発注をするようになって早2か月になろうとしています。10月からは商品を欠品させないために週2回の発注となりました。

発注にかかる無駄な時間をカットするために、2回ある発注の1回に1週間分を、もう1回でその補充をしようと思っていたのですが、最初からその戦略は通用しませんでした。ありがたいことによく売れるからです。嬉しい悲鳴ではありますが・・・。

しかし、常備薬を兼ねているかもしれませんが、かぜ薬がよく売れることには驚きます。私自身がほぼ買わない派だからです。季節の変わり目に入る前に必要になる商品が大量に店に入りますが、「まさかこんなに売れないよ」と思っていた風邪薬が、1か月余りで在庫が少なくなり、追加発注が必要になるほどです。薬を使わない人の方が珍しいと思うほどです。

高齢者が使う尿パッドもよく売れます。先月、欠品になるほど売れていた時期がありましたので、在庫を切らせないためにも多めに注文しました。この1か月その売れ行き状況を見ていて気付いたことは、当たり前と言ったら当たり前ですが、皆さん上手に節約されているということです。大は小を兼ねるではありませんが、値段がほぼ変わらないので、吸収量が多いものを買われているようです。出先では取り替えも少なくて済みますし、1日で使う枚数も少なくて済むわけですから。(これは私が出した理論ですが・・・)でも男女ともに尿パッドについてはこの傾向は共通していて、毎日必要になるものですから、節約も兼ねていると思います。

その反対におむつの方は動ける方や寝たきりでなければ、頻繁に取り換えらえるものを選択されます。気持ち的にもその方がいいですから。(一回量を150ccとして、2回分と4回分が今出ています)それから、「歯」です。入れ歯洗浄剤は必需品ですが、入れ歯が外れやすいのか、歯茎からずれない商品はどれがいいか聞かれます。

年齢を重ねれば、内臓や筋肉も衰えるわけですから、仕方ない部分もありますが、健康なときからこそ、あとで大変な思いをしないよう日々の生活や定期的なケアをする必要性を至る所で感じます。商品が必要となる時期を遅らせることはある程度は可能だと思いますし、歯のケアを若い時からしていれば、一生自分の歯で食事をすることもできます。気付いてからでは遅いです。不快感ばかりか、余分な時間とお金がかかります。商品の売れ筋をみると、もちろんCMや広告の影響が大きいことを感じますが、でも購入者が多いという事はそれだけ悩んでいる方も年齢を問わずに多いということです。

薬の売れ方をみますと考えさせられることがたくさんあり、若くても悩んでいる方が多いことが分かります。またその他の商品の売れ方を見ると、昔と現代では体が変わっていることが分かり、かなりリスクが高いのではと思うこともあります。しかし周りがそうであると異常が異常とは思わない、そんな現代社会ですから、これは恐ろしいことです。

私は長い間、普通の生活ができないほど体を壊したことがあるだけに、特に薬関係の売れ行きがいいと妙に心配になってしまいます。健康なときこそ、病気にならないよう自分の生活を見直す必要があるのではないでしょうか。