介護用品でいろいろ見えてくる

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シニアのおむつは新商品が開発され、実に用途に合わせて使い分けができQOLを落とさないようになってきています。

最近思うことは購入者の年齢層です。自分で買いに来られる方もいますが、本当にひと握りです。購入する方の年齢層をみていますと、還暦を過ぎた子供さんが多いように感じます。

また、お店に来るお客様の年齢層を見ていますと、健康寿命をあたりから、自分で買いに来られる方は本当に少なくなります。(日常用品も)

お店は調剤薬局と併設していて、薬局は日曜日は休みです。それでも日曜日に来られる高齢者の方がいます。一人暮らしで車を運転しない方ですと、タクシーに乗ることは経済状況から選択肢の中にありませんから、ご本人、本当に泣きそうになります。持病があっても、飲んでいる薬が分かれば、確認を取り、場合によっては影響のない薬をご案内できますが、飲んでいる薬も分からないとなりますと全く対応ができません。

年齢も関係するのかもしれませんが、薬局がいつ休みなのか、出かける前に確認するということも思いつかなくなっています。それ以前に体が思うように動かないため、体調が良かった日がたまたま日曜日だったかもしれません。

(使いこなすことができるかは別として)スマホは高齢者の方ほど必要だと思います。今はネットで大抵のことは対応できるからです。

一人暮らしの高齢者の状況、また介護用品を買いに来る還暦を過ぎた子供さんをみると今でさえ怖さを感じます。同僚の小学生のお母さんは「子供にお金が本当にかかって自分たちの老後まで手が回らない」と言っています。

年齢に関係なく、健康と経済の大切さを感じます。誰にとっても他人事ではありません。