こだわりを捨てて計画修正

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郊外のドラッグストアで働くことによって、特に年金生活者の健康、経済の現実をみることができたことは大収穫でした。そんなこともあって、この職場で2025年問題までの移り変わりをリアルにみたいと思っていましたが、それまでは7年の月日があります。しかし、時間は有限ですし、リアルに見たければ自分があちこちに出向けばいいだけの話。「2025年までをリアルにみる」ことにこだわる必要は何もないと今更ながらに気付きました。

中国語を教える方の対象は医療関係者も視野に入れています。ですから、医療中国語も含みますし、事務関係の方ならば、薬学を教えることも頭に入れています。書物の知識と現場で必要な知識は全く違いますし、現場で必要な勉強の資料は組織に属していない限り、見ることも使うこともできません。膨大な量ですが、決めた期限内で終わらせるつもりです。

比較的大きなドラッグストアで扱う商品が多くて最初は大変だと思いましたが、これも慣れです。長い先を考えますと、知っていた方が面白いですし、その分応用も効きます。

こだわりを捨てるといろいろ良いアイデアが浮かびます。つい最近読み終えた坂上忍さんの「おまえの代わりなんていくらだっている」(新潮社)に「自分が持っているものをすべて捨ててみる」ということについて書いてありました。経験が邪魔をすることがあるからです。でもそのあとに書かれていたことが「必要になったら、(捨てたものを)拾いにいけばいいんだよ」という言葉です。捨てるということは封じることではなく、自分を生かすためにお休み状態にするだけのことです。なるほど~!