病院と薬局でどうして同じことを聞くのか

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病院や薬局に行くと、必ず問診票を書きますよね。これほど面倒くさいものはありません。

病院で書いて、薬局に行ったらまた書かされる、これだけで嫌になってしまう、私もその一人です。(実は今もです・・・)

しかし、この問診票は問いには無駄がありません。問診票には必ず喫煙や飲酒の欄があります。薬の勉強をするまではこの意味が分かっていませんでしたが、これは実はとても大切な情報なのです。

煙草を吸わない人やお酒を飲まない人と比べて、喫煙者お酒を飲む人の薬の効用は弱いです。ですので、医師はこの点を頭に入れて薬を処方しています。ということは、禁煙、禁酒をして、それが習慣ではなくなった場合、以前の薬の量では逆に効きすぎて、薬ではなく毒になってしまいます。ですから、きちんと医師と薬剤師に伝える必要があります。医師や薬剤師はこの点もチェックしています。何気ない会話には実はこういう点を見逃さないことも含まれています。

薬はきちんと飲めば「薬」ですが、そうでなければ毒になってしまいます。知るにつれて薬の怖さと病気を治すその効能のすばらしさに魅力を感じます。