下手になる練習方法に気づく

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自分の中国語を聞くと、音のつながりがなく切れているのが長年の悩みです。その解決方法も通訳学校の先生にお聞きし、シャドーウイングが良いとのことで練習もしてきました。ですが、それでも良くなりませんでした。

先日練習中になぜ音が切れるかにハッと気付きました。思わず「ふぅ~」とため息が出ると同時に呆れてしまいました。音のつながりとなめらかさがないのは、中国語を学び始めた当初から「音をつなぐ練習をしていなかった」というより、「そのこと次第、知らなかった」からです。「今更気付くなんて」と呆れられてしまいますが・・・。

文のつながりがないのは、前後の漢字の声調の始まりと終わりの手をつながらせず、それぞれの手をわざわざ切り、それぞれをバラバラに散らばせ、その散らばせた位置で声調をつけて練習していたからです。これでは問題ありき中国語になるわけです。しかも残念なことに、このことも中国語を学んでいるときに一度も教わったことがありませんでしたし、つながっていなかったこと次第、指摘されたことは一度もありませんでした。「ふぅ~」と、ここでもまたため息が出てしまいます・・・。

このことに気づいて文を読んで録音してみると、意外とつながりが上手にできました。しかし、これはかなり意識した状態でのことですから、完全修復させるのには相当な時間がかかると思います。

先生からは最初から切れる原因を指摘され、それを直す練習をしてきました。それでも自分の今までの練習が導いてきたことに気づくのに1年かかりました。今回もそうですが、問題点はほとんどと言っていいほど真逆の方法で練習していたことにあります。長年中国語を勉強されていてご自分の発音に悩んでいる方は一度自分が教わったこと、練習方法を整理して書き留めてみると簡単に問題点の原因がわかるのではないかと思います。

以前、ネイティブの先生から、文法にしろ、ネイティブの先生は自分が分かっているから、肝心な説明をしなくて授業を進めてしまうということを直接聞いたことがあります。発音も厳しく指導すると、日本人は勉強する気がなくなってしまうから言わないという、中国語ネイティブの先生の記事を読んだこともあります。

中国語上級レベルでありながら、初級レベルの文法の質問している方がいました。その方は分からないのではなく、きちんと教わっていなくて知らなかっただけです。おそらく今まで何度も同じことを質問しているはずです。それだけ、日本語と中国語の違いを分かりやすく説明するのは難しいということでしょうか。現にその方はこの前者のネイティブの先生から説明を聞くとすぐに理解しました。その間、5分もなかったように思います。

また通訳学校では、同時通訳者クラスの講師が発音講座の授業を受け持った講師の教材を見て「これ、ちょうだい」と言って、クラスの日本人用に持って行ったそうです。その教材は中国語をゼロから学ぶ人たちが使うものです。

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何を学ぶにしても「自分」がしっかりしなければならないと思います。子供のときや何も知らないときは選択肢がなく仕方がないこともありますが、ある程度の年齢になったら、誰にどのような形で習うか、教わるかは自分の選択ですから。それに周りの反応や指摘で、自分のレベルや問題点に気づくことがあるはずです。気付いたら、やり直すしかありません。気付いてやるかやらないか、最終的には「自分」ですし、上達するかしないも最後は自分の責任です。また指摘されたことを受け流しにしていたら、注意する側も二度と言いません。最終的には何事も自分の責任です。