3か国語は話せるけれど・・・

Atlantios / Pixabay

台湾にいたときに聞いた話です。

その方、香港で日本人の方と交流をしたそうです。確かその日本人の息子さんは中学生か高校生くらいだったような記憶があります。香港に住んでいるので、英語、中国語、それから母語の日本語が話せるとのことでした。

だけど、その方いわく「確かに3か国語を話せるのだけど、どれも中途半端で自分の言いたいことを(どの言語でも)話せない」と。海外で日本人学校に通っている子供さえ、日本語力は日本にいる同世代よりかなり落ちて帰国後は国語の家庭教師をつけると言います。(今はネットがあるのでそうでもないかもしれませんが・・・)

それ以上のことは知りませんが、満足に話せる言葉がないというのは、たとえ3か国語を話せても将来は大変だと思います。おそらく、親が気が付いて勉強させなければ、大人になっても満足に話せる国語が一つもありません。どの言語においても社会に出てからの生活は難しいと思います。・・・ふと、思いました。もしかしたら、世界で母語で考えることができ、読み書きができる民族は意外と少ないかもしれません。確かに日本人は日本語しか話せないと言いますが、裏を返せば母語で思考することができ、読み書きができるすばらしい民族とも言えます。

第2外国語力は母語の6割~7割と言います。だから、たとえ数か国語を話せても母語での思考力や読み書きの力がないと、結局は意味がないのではないかと、多くの外国人留学生をみても思います。それは仕事を一緒にすればよく分かります。最初は日本語も話せてすごいなと思っていましたが、いろいろ見えてきますと、母語力のレベルがあらゆる言動に影響しているように思うことがたくさんあります。外国人と一緒に働いた経験がある人は、「仕事は言葉ができなくてもいい。真面目に誠実にやってくれる子がいい」と言います。私自身もそう思います。言葉が苦手だったら、できる人に頼めばいいだけの話です。言葉ができるだけで採用するととんだしっぺ返しを受けることをすでに味わっている人は多くいるのではないでしょうか・・・。

今、日本語を話せる多くの外国人を見ることができます。それぞれにメリット、デメリットがありますから、冷静に見ると何か発見あるかもしれません。・・・大人になっても知らない日本語ばかりなので、言葉を習得することは、たとえ母語であっても難しいと思います。

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