聞きほれる日本語

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「聞き惚れる日本語」を聞いたのは18年間生活していた日本ではなく台湾でした。「日本語ってこんなにきれいなの?」というのが素直な感想でした。思わず私は「日本語を教えてください」と申し出て習いたかったほどです。

それまでは地方在中、外国人に接するなんてこともなかった私には外国人が日本語を完璧に話すということがとても不思議でした。どうやって学んだのだろうと・・・。「は」「を」を間違えずに話すのがそれは不思議でした。聞いてみると小学校で日本語教育を受けたそうです。戦後、北京語が国語となったので、この世代の人はいわゆる台湾でいう国語(中国語)が大変苦手で、台湾語か日本語の世代でした。当時、家庭では台湾語、学校では日本語、どのように日本語を教えていたのか大変興味があります。韓国で日本語教育を受けた人も大変美しい日本語を話すそうです。当時1980年代後半と言えば、戦前日本語教育を受けた人は50代以上と若いです。

植民地時代の日本語教育がどのようなものであったか、いまだに大変興味があります。