仕事と心の流儀・・・丹羽宇一郎

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仕事と心の流儀 丹羽宇一郎 講談社現代新書 2019/1/20

仕事と心の流儀 (講談社現代新書)

著者は丹羽宇一郎氏です。元伊藤忠商事株式会社会長、元中華人民共和国特命全権大使、民間出身の初の駐中国大使です。テレビに映っていたのがなぜかずっと印象に残っていました。本を出版されたのは知っていましたが、なかなか手に取りませんでした。手にとらなかった理由は硬そうな題名だったからです。しかし、読んでみると仕事でも自分自身にも役立つことばかりで、読むのが遅くなって大損をしてしまいました! 

今回、この本を読んで改めて始めたことは読書感想(心の残った箇所)をノートに手書きすることです。以前は手書きで書き留めていたのですが、ノートが増えてかさ張るのでWordに打ち込むようになりました。これは読みっぱなしにして書かないよりは記憶に残りますが、手書きほどではありません。丹羽さんをまねて「自分の字で書く」ことにしました。 

書かれていることはどれも役に立つことばかりなのですが、その中の一つを紹介します。私から見れば(失礼ですが)、丹羽さんは超エリートで雲の上の人以上の方なのですが、その丹羽さんが海外のエリートを見てショックを受け、勉強されたという話です。

「海外で本物のエリートと接触せよ」

アメリカ駐在の時に親しくなった方の家に招待され、書斎まで見せてもらったときに感じたことです。(アメリカでは家に招待されることはめったにないそうです)机の上は仕事に関する書類や読みかけの本が山積みになっていて、それでも収まりきれないで回りの絨毯の上まで書類と本が積んであったそうです。この勉強量を見て丹羽さんは「もともと優秀なうえに自宅に帰ってからもこんなに勉強している」とショックを受けたそうです。そして「今まで自分が会っていたのは本当のエリートではなく、中ぐらいのできる人たちだったんだ」だと悟ったそうです。(丹羽さんクラスが中ぐらい・・・、私には言葉がありませんでした)

更に大学に入る前に読んだ本を訊くと「A History of the English-speaking Peoples(英語圏の人々の歴史)」でウィストン・チャーチル著(61代および63代イギリス首相)全4巻と答えたそうです。

カエサルのブリタニア侵攻からチャーチルが第2次ボーア戦争に起つまでが描かれており、その中で英語というのはどのように始まり、どんな言語の影響を受けたのか、英語圏の国民の性質や国際的な地位はどう変化してきたのかといったことがいろいろ書かれているそうです。しかも「アメリカでは大学の入学祝いに父親がこの本を読ませるのが一般的だよ」と言われ、丹羽氏は二重にショックを受け、「このままじゃ、彼らに負けてしまう」と目が覚め、ご自身も猛勉強を始めたそうです。

超多忙な方ですから、勉強する時間があるのかと思いましたが、帰国後はどんなに飲んで帰っても必ず勉強の時間は取ったそうです。また通勤時間は読書タイム、就寝前30分間は読書に充てていました。「時間捻出」が上手にできない私とは次元が全く違い恥ずかしかったです。

学ぶことが多い本です。読みやすいですし、おススメの一冊です。

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