昨日紹介した本の一冊に”地上の商人”があります。私はCDを買って聞いています。聞く度に言葉の深さを感じます。

何か思いがけない事に遭遇した時、先が全く見えない時、理不尽な事に出くわした時、いつまでこの状態が続くのだろうかとそれは長い長いトンネルの中にいるようなものです。
そんな時の魔法の言葉、「これもいずれは過ぎ行くものだ」。どんなにひどい状況にいる時でもこれはいつまでも続かないということです。
また反対に良い事が起こり、幸せを感じて有頂天になっている時の戒めの言葉、「これもいずれは過ぎ行くものだ」。万事うまくいっているときこそ、何か悪い種を蒔いていないか、常に自分自身の言動に注意を払い顧みて、今まで以上に細心の注意を払わなければならないという教えです。
つまり、良いことも悪いことも永遠に続かないということです。
”盛運の気”という書籍からは「人間順境のときこそ、自分が悪い種を蒔いていないか絶えず注意を払わなければならない」ということを教わりました。
逆境の原因は順境のときに蒔いた種が関係しているとの事です。
書物を読むことによって、先人の知恵を授かり、その知恵を拝借することによって、失敗を避けることができます。
読書好きの友人から聞いた話「日野原重明先生は『人生は読書量で決まる』と言っているわよ。」 読書量が増えるにつれて、その言葉の意味が分かるようになってきました。