ドラッグストアに勤めて早4か月。
どの年齢層がどんな商品を購入するかは興味があって見ていましたが、最近感じるのが介護用品、介護食を買う人が多くなってきたなということです。ほんの数か月前までは商品の動きはないのではと思ったものも最近は大量に買われていく方が増えているような印象を受けます。(おそらく子供さんだと思います)
ご本人がお店に来て商品を自分の目で見て買うこともありますが、まだその方は自分で歩くことができ、食事も普通の食事を食べることができていると思います。子供さんが買いに来る場合は(還暦前後の印象を受けますが)、最近は食事(歯がなくても食べられるもの)を買われていきます。また本人、家族も消臭剤も買われていく方が多いです。
でもそこまで年配の方でなくても、還暦を過ぎて数年経つと介護用品が必要になってくるのかなと、・・・健康寿命あたりになると介護用品は必要になってくるようです。
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介護用品も毎日となりますと、決して安いものではありません。痛い支出ではないでしょうか。赤ちゃんみたいに何年後には取れるではなく、生きている限りお世話になるのですから。かさ張るものであるため、車での買い物でないと大変だと思います。近くに子供さんがいなくて、買い物する場所がなければ、都会に住んでいても買い物難民です。ネットで買い物ができないと日常生活にさえ支障があります。ネットで安全に買い物ができるようにしてこなかった方は今本当に大変だと思います。あと、高齢になれば、財布からお金を取り出すことも難しくなりますので、時と場合によって電子マネーやカード払いもできるようにしておかないと大変だと思うことがあります。「PCは苦手、必要ない」と言って、敢えてやらなかった方もいると思いますが、動作が遅くなったり、身体が思う通りに動かなくなったりすると、これらは大切な生活必需品です。苦手でもしかしたら必要がないかもしれないけれど、使えるようにしておかないと結局は自分が困ってしまうので、現在必要がないことにお金をかけることは無駄かもしれませんが、将来を考えてある意味自己投資として必要だと思いました。
今までは健康寿命以降のことも考えて行動してきたつもりでした。しかし、それは甘い考えであることがよく分かりました。現実的に健康寿命前後が人が労働収入を得る職場は本当に少ないと思います。テレビに紹介されている元気で現役で働いている人は100人に1人とか、もしかしたら1000人に1人の割合かもしれません。ほとんどの人は持病をもち、外に出るのはおっくうという年金暮らしをしているのかなと想像したりします。
それから、ペットを飼っている人が本当に多いです。人間よりペットの食事にお金がかかると話すお客様もいます。子供は独立して遠くにいる、友人も少なくなってくると動物に癒しを求めるのは自然なことでしょう。
ドラッグストアに勤めて、還暦後~健康寿命前後、健康寿命以後の生活について自分の見方が甘かったことが多くの人を見ることで思い知らされました。健康と経済、そして欲を言えば家族、友人、これほど大切なものはないと実感しています。これは遅くても40歳を過ぎたら意識して準備しておかないとつらいものになってしまうのではないかと思います。高齢化の問題とは別に、今は若くてもがんになる人はたくさんいますし、若い方でも病気等で介護が必要となってしまう方もいますから。
体が資本、自分の臓器を大切にすることがまず第一です。と言っても、分かっていても生活に追われていると難しいです。私が今取り組んでいるのは、睡眠を5時間以下にしないこと、睡眠時は胃に残業をさせないとまだまだレベルが低い取り組みでありますが、還暦を過ぎてから泣かないようにしたいと思います。