経験は財産!

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お客様から、調剤についてのご相談がありました。おばあさまが90歳を過ぎていて、薬を飲み忘れてしまうので(飲み忘れると2回分を一度に飲むそうです→これはかなり危険です。飲み忘れたら、次まで飲まないことが大原則です)、一包化(服用時期が同じ薬や1回に何種類かの錠剤を服用する場合に、それらをまとめて1袋にすること)にすることはできないかという相談がありました。

この質問を受けたとき、薬局に勤めてよかったなと思いました!(連休で薬局はお休みでした)

処方箋に書かれていなくても、薬剤師に相談してください。飲みやすく、飲み間違えのないようにするのが薬剤師の仕事ですから、遠慮せずに相談すべきです。何かあれば、必ず処方した医師にすぐに電話をして、確認を取ってから薬の調剤を始めますから、心配ご無用です。

同じ薬でも、錠剤が苦手なら粉薬に代えることができますし、粉薬がなければ潰してくれます。高齢の方は7種類ぐらいの薬を飲んでいる方がたくさんいますし、もちろんその中には飲み忘れ、またリウマチ等で自分で薬を押し出すことができない人もたくさんいるので、高齢者の方はほぼ皆さん「一包化」にしていました。

ただこの一包化は調剤するのに時間がかかります。人がたくさんいますと、待ち時間がありますし、自分の前に一包化の方がいると、その方の薬を作り終えてから作り始めるわけですから(器械は1台が一般的/14日~21日分が多いです)、とにかく時間がかかります。調剤が終われば、もう一人の人が監査(処方箋と調剤した薬がまちがっていないかを確認)しなければいけないので、さらに時間を要します。一袋一袋、朝昼晩就寝前の袋の中の薬を一つ一つ確認します。もちろん、〇〇mgなど、全てです。

薬局で時間がかかるのは、上記のことがあるからです。薬が一つしか処方されていなくても二人体制です。基本的な流れとしましては、事務員が処方箋を受け取って入力、今まで処方された薬と比較、急に増えたり、減ったりしていると、そのことを薬剤師に報告、薬剤師が薬歴を確認、本人にも確認をとって、医師に確認を取るという流れがあります。調剤は二人一組で、一人が調剤をし、一人が監査(処方箋と調剤した薬がまちがっていないかを確認)をします。必ず二人の眼で処方箋と準備した薬が同じかを確認します。それが終わって、ようやく薬をお渡しすることができます。だから、時間がかかってしまうのです。

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そのおばあさん、ずっとここの薬局にお世話になっているということでしたので、遠慮なく電話でご相談をと(以前処方されたのも一包化してくれますから、とにかく相談してくださいと)、次回病院に行って処方されたら、FAXで処方箋を送り、薬を取りに来る時間を予約すれば、待ち時間はないですし、自分の都合の良いときにくればいいので楽になりますよとお伝えしました。

調剤は現場で見ていましたので、すぐにお答えすることができました。自分が経験したことがお役に立つって本当に嬉しいですネ。




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