貴重な情報が集まる人には共通点がある

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現代は知りたいことがあれば、ネットですぐに情報を入手できます。しかし、本当の情報は「人間」からではないかと仕事をしていて思うことがたくさんあります。

レジの仕事を始めるまでは、レジの仕事をしている方は商品のJANをスキャンして、早く会計を進めることで頭がいっぱいではないかと思っていました、自分が実際にレジをやるようになってから、その見方は一掃されました。意外や意外、余裕をもって相手の方を見ることができ、この会計のわずかな時間で、恐ろしいほど「その方」が見えるのです。レジはやるにしたがって、時代背景やその移り変わり、経済、生きていく上での教訓もいろいろ学ぶことが多い貴重な仕事だと思うようになりました。学んだことはあらゆることに応用でき、また自分の将来にも生かせることがたくさんあることに気づきます。

掲題の「情報を引き出すには?」ですが、確かに現代は簡単に情報を得ることができます。しかし、お得な情報はやはり人間の口からだと思います。サービスの利用の仕方等についてもアプリからでは知り得ることができないことが人間からは得ることができます。

レジをやるようになってからは「情報を引き出すには?」ではなく、「情報を教えたくなってしまう人」になることも大切だと思うようになりました。会計の1~2分間のちょっとしたやりとりでその方の人柄が分かります。疲れていたり、イライラしている方には声は必要以上には声をかけるのは遠慮します。(構わないでモードが出ています) その一方で忙しい時間帯ではなく、比較的余裕のある時間帯に来られる方、感じの良い方はちょっとしたやりとりから、聞かれていないのに自然とお得な情報をお伝えする展開になります。差別だと言われてしまいそうですが、人間:人間のやりとりなのでしょうか。

またクーポンやお金の出し方にしても、後ろに並んでいる方に迷惑をかけないよう、レジの時間を短縮できるよう、無駄なく会計ができるようにしてくれる方もいれば、レジの段階で探し始めたり、「あら、ないわ」と長蛇の列にかかわらず、いつまでも探し続ける人もいます。

このわずかな時間ですら、その方が自然と分かってしまいます。と同時に、こういうちょっとの差が仕事の結果や人生に大きな差を生むのではないかと思いました。人相学を学んで、この関係性を探ってみたくなることもあります。

どの分野でも共通することではないかと思います。情報が欲しければ、情報を伝えたくなってしまう人になることも大切だと、それにはやはり相手を気遣う心や自分自身を磨く必要があります。

何事も根本的には同じだと思うのです。相手は人間です。お互い気持ちよく接することができれば、最終的には自分に返ってくると、日々学んでいます。