お客様からわかります・・・すでに老老介護に突入していることを!

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昨年度と比べて、親の介護をしている方が増えているのがシニア用品の売れ行きで分かります。また同時に介護をしている方の経済状況もうかがうことができます。

還暦を過ぎた方のシニア用品(おむつ)を買う率が去年より増えています。広告のセット割引を使う方が多くなってきました。高校生ぐらいの子供さんと一緒に買いに来られる方も決して珍しくありません。子供さんの年齢から還暦には達していないと思いますが、40代から親の介護は始まる可能性もかなり高いです。

シニア用品を買われる還暦を過ぎた方、また高校生のお子さんを持たれる方は10円、20円でも安く買おうといろいろ工夫しています。ときには「えっ?」と驚く(要求)ことを言う人もいます。裏を返せば、それだけ経済状況は厳しいのだと思います。自分の老後の蓄え、また子供の教育費が必要なときに、いつ終わるか分からない生活必需品が毎月出ていくのですから。

尿パッドは今年に入ってからよく売れています。今回は去年の10月からほとんど売れていなかった男性用の10ccの尿パッドが売れていました。動ける方でひどくない方用ですが、必要な人が増えてきたのがよく分かります。

今も買い物仕方(要求)で、かなり驚くことがあるのに消費税が10%になったら一体どうなるのだろうと思います。また、高齢者に対応をする人→フリー的存在の人が今後、様々な業界で必要になってくると思います。AIが人間の仕事を代行していく一方で、高齢者に対応できる人材はすでに必要です。健康な高齢者でも耳は遠くなっていて、大きな声で何回も言わないと通じません。動作も若い方の何倍もかかります。人員のひとりの投入は今後必要になります。(これはすでに皆感じています)

先日も高齢の方に呼び止められた途端、「○○で一番安いの持ってきて。それから○○も。」と、周りに関係なく自分の都合で、自分が欲しいものをいくつか持ってこさせられてしまいました。でも、そうでもしないと買い物ができないのです。日々、怖さを感じます。それも健康で自分で動ける方だからこそです。

経済と健康の大切さを日々感じ取れる職場です。郊外の店だからこそ、学べることです。高齢者の姿は将来の自分の姿でもあります。自分がどうなりたいか、「今」行動するのは自分自身です。