介護保険を使って、おしゃべり相手の確保も大切

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今日は買い物支援の日です。いつもの通り支援する方の自宅へ向かいました。
 
今日は娘さんとお薬を一緒に取りに行くので、娘さんが来るまで”おしゃべり”ということでお言葉に甘えさせていただきました。 
 

”病院は近いので一人でも行けるのに、娘が一人では行かせてくれない”との事です。しかし、娘さんの気持ちよく分かります。杖をついて歩きますし、短い距離でも途中休憩が必要です。場所は近くでも道路を無事渡りきれるかの心配がありますし、通院、薬局でそれぞれ1時間以上は待つことも予測できます。行くだけでも大変なところに待ち時間、薬局への移動、道はアスファルトでもつまずきやすいとなりますと不安です。もし無事に家に帰ってきても、疲れてぐったりしてしまい明日からが心配になります。一人で行かせられないのが本音です。

 

毎回、「家にいても一人でつまらないの」とよくおっしゃいます。息子さん夫婦は隣に住んでいて(家の中はつながっています)、息子さんはよく顔を出しますし、夜はお嫁さんがおかずを作って持ってきてくれます。でも基本独りだから、「しゃべる相手がいなくてつまらない。ご飯も一人で食べるからおいしくないの。」とおっしゃいます。娘さんも心配でよく家に来てお世話をしているのですが、本音はさびしいし、つまらない・・・です。

足腰が弱くなると子供は心配で親を外に出したがりませんが、親は一日中独りで家にいるのでつまらないのです。(両方の気持ち、分かります) そう考えると、介護保険でサービスを受けられるのなら、週1~2回、定期的にヘルパーと一緒に買い物に行き、外に出ることも必要だと思うようになりました。週1~2回でも定期的に外に出て歩くことは足腰を鍛えることになりますし、定期的に行くからこそ見えるものもあります。それから、一番いいのは家族以外の人間が自宅に来て話をするということです。気分転換になり、スッキリするみたいです。

 

そう考えると、生活支援(買い物等)必要なご両親がいる方はこのようなサービスを利用して、親が家族以外の人とおしゃべりする機会をつくってもいいと思います。もちろん、人によって異なりますので、こういうサービスを利用するのも一つだということです。