速記、忘れて使えず

Wild0ne / Pixabay




通訳学校でノートテーキングを教わりました。

頭の中で理解し、イメージをして聴き、メモは数字、固有名詞、役職等を除いてなるべく取らないこと。

音に頼ってメモを取ると最悪の結果になると先生はおっしゃいました。まさにその通りで、書くことに集中すると、更に聞き落としが出ます。そして更に最悪なのはがんばって書いたのに、自分が書いた文字が読めないという悲しいことが起こります。おまけに書くことに集中したため、話の内容を理解できていません。

高校時代、速記部に入部しました。最初はただのお遊びクラブだと思っていましたが、毎日2時間、夏休み・冬休みは一日練習をしました。なぜなら全国大会に入賞するハイレベルな部活だったからです。 

顧問の先生は日本速記協会の検定を勧めてくれました。当時興味はあったものの受けませんでした。今思えば国語力をつけるためにも受けておけばよかったと思います。出題文章は社説レベルです。スピードは中根式速記検定と比べればかなり遅いですが、それを反訳(速記文字を訳す)ことは容易ではありません。日本語力、政治、経済、時勢を理解できていないと書けても訳せないのです。

1級は10分間という長丁場です。内容も高度であるため、毎日社説を音読して日本語の勉強が必要になります。そして速記・反訳のセット練習を毎日数時間はしないととても合格はできません。でも高校生でも合格者が出ます。人の何倍もの練習と速記文字の開発をしなければ、合格は難しいです。

(1級は国会速記者レベル。国会速記者は衆議院式、参議院式とは限られていないようで、私の存じ上げている方は中根式ですが、国会で速記者として働いています) 

 

細かい表現の書き方は忘れてしまいましたが、活用してみようと何度かノートテーキングにチャレンジしてみたものの、現実は甘くなかったです。読み返しても日本語でとったのか、中国語でとったのか分からないし、現段階での活用は考えない方がよさそうです。

久しぶりにNHKのニュースを試しに基本文字だけで書いてみました。3年間練習したせいか、基本文字だけでも意外と余裕で書き取れたので嬉しかったです。一定のレベルに達すると何十年と使ってなくてもできるものなんだとちょっと感動してしまいました。それよりも、速記をしていることがとても楽しかったです。

余裕ができたら、復活させて通訳のメモに活用したいです。

 




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