去年、中国語を教えたいとカセツウに相談しましたら、パズルイングリッシュを紹介していただきました。
今はアフターのスキルアップ講座に参加しています。ここにはインストラクターを終えた方が佐々木未穂さんから生徒さんの誘客の仕方等をフォローしていただいています。アフターを受けるようになって1年近く、ようやく中国語を教えたい人を言語化でき、どのように教えたいかも自分なりにできてきました。
私が持つ最大のブロックはやはり「ネイティブの発音ではない」ことです。中国語を学び始めてから常に中国人から「日本人の話す中国語は下手」という言葉を浴びています。しかし、その大きなブロックが昨日一気に取り除かれました。未穂さんの「日本人に中国語を習いたい人の方が多いんじゃない?」「(発音が悪いと)言われたら、言ってちょうだい」と。周りの方は英語の先生ですが、外国語は決してネイティブに教わるのがベストとは思っていないようです。
(パズルイングリッシュは丸暗記させる英語の学習方法ではなく、日本語と英語の仕組みの違いをきちんと教え、また膨大の英語の文法をたった7枚の図にまとめあげています)
それよりも私が発した言葉はマイナスと、発した言葉が結果を作っていると指摘されました。
実はこの直前、未穂さんから「使う言葉」について話がありました。マイナスの言葉(心配事の言葉)は起きてもいないことを現実化してしまうそうです。その例として羽生結弦選手について話してくれました。ある試合のとき、羽生選手の前に滑った選手の演技が素晴らしく皆スタンディングしたそうです。その光景を見た羽生選手は怒り「どうして俺を見ないんだ」と言っていたそうです。羽生選手が本番に強く結果を出すのは「発する言葉が結果を作っている」と。これは本番に弱いある選手と羽生選手のインタビューを聞き比べて話してくれたことです。
足りない足りないと悩んでいたことが知らず知らずのうちにマイナス言葉となって常に発していたようです。確かに私自身、どんなに優秀な先生でも魅力を感じない先生には習いたくありませんし、教わるならば苦労した先生の方がいいなと思います。
スッキリしました!このブロックが取れたことは今年最大収穫の一つです!
私が大変お世話になっている老先生も、発音が規範的かといえばそうではありません。
が、中国語に関する知識、中国に関する知識、教え子の導き方、中国語の教え方、どれをとっても一流でいらっしゃいます。
ご自身の提唱する学習法の認知度が高まり、年に何回も中国で講演をなさっています。
これほどの方になると、発音が規範的でないくらいのことは障害にならないのだな、と実感します。
また、その先生の教えた学生たちの中に、とても規範的な発音を身につけた人もたくさんいます。
未穂先生もきっと同じようなケースをたくさんご存知かもしれませんね。
未穂さんは生徒さんを英語以外にも導くことを大切にしているように感じます。まさに小桜さんの老先生のような方。レッスンの前に生徒さんのモヤモヤをなくし、レッスンを終えた後は前向な気持ちで送り出す・・・。
「日本人が外国語を学ぶとき、ネイティブと日本人の先生に求めるものの決定的な違いは何でしょうか?」という私の問いにスキルアップに参加された英語の先生から早速次の言葉をいただきました。
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学習者が何を求めてるか…人によるので、私にはうまい回答がありません。
代わりに、利点について書きます。
◼︎ネイティヴの先生の利点
1. どんな単語でも基本知っている
2. 発音がいい
3. 自国のことはなんでも話せる
◼︎日本人の先生の利点
1. 日本人の先生には、日本語で質問できる。外国人の先生には質問すらできない。
2. 日本人が間違える典型を熟知し、なぜ間違えるのか、どうすれば間違えないか、説明できる。
客観的に、英語を説明できる。
3. 日本人の先生が帰国子女やハーフでない場合、生徒と同じ条件から始めて、現在ペラペラになった日本人の成功例になれ、生徒の生きた目標になれる。
そして「外国語が話せる喜びを、まだそれを知らない日本人たちに、伝えて行きましょう!」と。
ハッと気付かされました! 一番大切なことを忘れていたようです!
「外国語が話せる喜びを、まだそれを知らない日本人たちに、伝えて行きましょう!」
いい言葉ですね!
なにかスキルを持っている人はそれで人の役に立つことができるし、またその義務があるんですよ、っていう考え方を聞いたときも、とても嬉しくなったことを思い出します。