通訳の仕事獲得は普段の言動が関係する

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職場の友人二人と話をしました。

5日間連続で英語の同時とは言わないけれど逐次通訳ができる人、誰かいないかな?」 土木関係の通訳です。

 私は「〇〇さんは?」と名前を挙げると、二人の間でその方の名前はすでに出ていたらしく、「多分この時期は引っ張りだこで無理だよね。」

もう一人名前が挙がっていたのですが、その方は5日連続は厳しいという事でした。  

 

このとき名前を挙げる段階で依頼する人にすでに暗黙の条件がありました

まず、スキル以外にも人間性も自然と条件と入っていたことでした。紹介するのですから、いくらスキルがあっても人間性に問題ある人は紹介できないのです。

友人は一週間以上前から通訳者を探しているのですが、適任者はまだ見つかりません。語学ができる人はたくさんいても紹介できる人を探すことは難しいみたいです。

二人は私より長く働いていて英語ができる人をたくさん知っているのにかかわらず、2名しか名を挙げることができませんでした。普段は敢えて口に出していないけれど、接している人の語学レベルもきちんとお見通しでした。名が挙がったお二人はとても感じがよく、惜しみなく後輩指導をしてくれる人でもあり、人によって態度を変えることはしません。

 どんなに語学力があっても、普段の言動がよくないために損をしている人がいます。その人と知り合いだと思われたくないという人です。人のつながりは本当に不思議で誰と誰がつながっているか分かりません。大物と知り合うきっかけを自分の普段の言動で失っている人もいます。 

語学ができる人がたくさんいる現在、通訳者を選ぶことができる依頼者はスキル以外の要素も重視しています。 

そう考えると、自分の普段の言動が仕事を運んできて、そして人は怖いほど自分の言動をみているということです。つまり責任はすべて自分自身にあるということです。肝に銘じなければなりません。