目標は「失敗を100回する!」

tasy / Pixabay




通訳者・翻訳者にとって、「失敗」「不出来」ほど怖いものはないと思います。高いレベルと質は前提条件で、相手に満足していただけなければ、仕事は二度ときませんから。

昨日、ある本を数か月ぶりに読み返しました。その中のある言葉にハッと気付かされました。

「失敗を100回する!」という目標を立てる。失敗をして、へこむ自分がいる。失敗数を数える。「まだ3回しか失敗していない!」と客観的に自分を見る。落ち込むのがばかばかしくなる。そして100回失敗するまでやり続ける。そしたら、10回、20回うまくいかなくても平気でいられる。

そして最後に「100回失敗して改善すれば成功しないことはありません」「たくさん失敗した後、今までの問題はすべて解決します」と締めくくられていました。また「数えてみると、成功までに必要な失敗の数は意外と少ない」とも。

(最初から失敗の数を多めに決めておくことが秘訣だそうです)

これを読んだとき、私自身のどこかにある電話通訳に出る怖さがどこかに吹き飛んでしまいました!(笑)

ただ、これには私が納得できる根拠があります。電話通訳の確認をする仕事をしていますが、場数を多い人は数か月前と通訳の質が全く違うのです。メキメキと上達し、全体的にバランスよく、そのレベルと質が大変高くなっているのです。おそらく、通訳は無事終わっても、本人は毎回満足できなかったところが必ずあると思います。それは、他の人から見ればたいしたことでなくても本人からすれば「失敗」だったかもしれません。その積み重ねが現在の通訳の質となって反映されているのではないかと思います。

量をこなさなくては失敗はないですし、自分の改善点すら分からないのです。実践を積んでいくしか上達の方法はありません。頭で分かっていても、フリーランスならば、仕事を失う怖さの方が先に出てきてしまうと思います。

「失敗を100回する」という言葉は私には合っているようです。精神的にだいぶ楽になりました。そして、この目標を達成するには、躊躇せず電話に出なければなりません。迷っている場合ではありません!

言葉の用い方によって、目の前の高い山が平地に変わるのですね。「失敗を100回する」、これは今年中に達成させます。電話に出るのが「怖い~」なんて言っていられません!




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